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ロックダウンだったので妄想でオフショア開発のインタビュー記事を書いてみた

セブ島エンジニア生活 オフショア

セブシティもようやくECQ(ロックダウン)からGCQになりました!!
ECQの頃は外食できないわ、一番厳しい時は酒は飲めないわで心の底から憤りを感じていました。
さて、本題。2月に広島のWeb Touch Meetingで登壇しフィリピンの会社に転職して、国やその生活などについて話してきました。
中でも話題に取り上げたオフショア開発についてですが、いかんせん知らない人が多かったです。広島=地方だからなのだろうかとも思いました。
せっかくなので、オフショアについてインタビュー形式で紹介していきたいなーと思いましたが、何と言ってもこの街はロックダウン。
インタビューしてくれる人もいないです!そもそも、ロックダウンじゃなくてもインタビューしてくれる人なんぞいないというツッコミはご遠慮願います!!

前置きは以上です。

ということで、完全な妄想でインタビュー記事を書きます。完全な一人芝居になりますが生暖かい目で見守ってください。

フィリピンのオフショア開発についてのインタビュー!(ただし妄想)

以下のような設定で進めさせていただきます。


インタビュアー:かみーゆ


ブリッジSE:かみーゆ(本体)

もちろん1人2役です。そして妄想、つまりこの話は「フィクション」です。ていうか妄想です。しばしおつきあいくださいませ。

妄想炸裂!インタビュースタート


インタビュアー:今日は現在セブ島でブリッジSEをされているかみーゆさんにお越しいただきました。よろしくお願いしまーす。

ブリッジSE

『ブリッジSE(ブリッジシステムエンジニア)』はITと異分野・異業界の架け橋として、『異分野とITの融合』をチームとして行うことにより重点を置いている。また、プロジェクトチームが自然言語の違うグローバルなチームで構成される環境下においては、チームとしての生産性向上・品質確保を担保したデリバリを行うためのソリューションを展開しながら自然言語の壁を排して情報の橋渡しをすることが求められる。

引用:ブリッジシステムエンジニア|ウィキペディア

オフショア開発

システム開発などの業務を海外企業、または海外の現地法人などに委託することである。オフショア開発の主な目的は、発注側と受注側の経済的格差によって生じるコストメリットである。受注先としては、人件費が安く労働力が豊富なインドや中国、ベトナムなどが主になっている。オフショア開発は、コスト削減には効果的である一方で、言語の差によるコミュニケーションのミスや、現地使用人の技術力不足による品質などの問題が生じやすい。最近では、コストの他に技術力や運用体制などといった様々な要素を顧慮し、世界各地を選択対象として最適な拠点にアウトソーシングを行う「グローバルソーシング」の考え方も広がりつつある。

引用:オフショア開発| Weblio辞書


かみーゆ:よろしくお願いします。

元メイキャッパー・ネイリスト。ネイルエキスポ2003でトータルルックコンテスト4位入賞。専門学校などの講師も務める。
子育てと仕事の両立に限界を感じ、普通の化粧品会社へ。
キャリアが死んでいく焦燥感にかられつつ、どうせなら別の業界に転身してしまおうと一念発起し、IT業界へ。その年趣味でスマフォアプリ選手権でチーム(2人)でアプリを29個作って部門で優勝。その後、ECの運用業務を経て、フロントエンドエンジニアへ。
子育てがひと段落した2019年、ヘッドハントをきっかけにセブにあるIT留学&オフショア企業に転職。現在、オフショア事業部の専任ブリッジSEに。
CMS concrete5エバンジェリスト。大学、職業訓練校、地方のITセミナーなどで登壇多数あり。
好きなものは肉とビール。

セブ島に行ったきっかけは転職サイトでのヘッドハント


かみーゆ:Wantedlyでナンパされました。

Wantedlyは、給料や待遇などの条件ではなく、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、新しいカタチのビジネスSNSです。自社の魅力をアピールすることで、シゴトを自己実現の場と捉える優秀な若手層へとリーチできる、今注目の採用広報ツールです。


インタビュアー:ナンパですかw


かみーゆ:要はヘッドハントされました。当時、職業訓練校で講師してたんですが訓練生が卒業制作に入るとヒマでヒマでw。自分も訓練生の気持ちを知るべく、ポートフォリオを作ってWantedlyに掲載したのがきっかけで、訓練生より先にオファーされました。


インタビュアー:そうなんですか?それにしても、転職を海外って思い切りましたね。なぜ、海外で就職したいと思ったんですか?


かみーゆ:理由はたくさんあります。
まず、去年は子どもがちょうど高校卒業する年で子育てに一区切りついたこともありました。ちょうど、そろそろ次の新しいチャレンジがしたいと思っていた頃です。実は昔から海外で仕事することに興味はありましたし、長くこの業界で仕事していると業界の闇も見えて日本でのこの業界の人材に対する賃金や労働条件に不満がありました。元々世界に挑んで能力を正当に評価されたいという想いもありました。若かったら、子どもがいなければきっとチャレンジしてたのに、と悔しく思ってたのもあります。


インタビュアー:元々海外に興味がおありだったんですね?海外での生活は初めてですか?


かみーゆ:はい。海外というよりは、むしろ県外が初めてでしたw。故郷が広島なのですが、初めての生活が海外です。


インタビュアー:まさかの初めて故郷を離れての生活がフィリピン・セブ島。生活や言語に不安はなかったんですか?


かみーゆ:そうですね。自分でも不思議なくらい驚いてません。実は英文科のくせにまーったく英語・喋れないんです。でも生活や言語も全く気にしませんでした。どうにかなるだろうって。

とりあえず、世界共通言語である下ネタだけフィリピン現地語で覚えていきました。これは地元の外国人が集まるバーのマスターから学びました。下ネタ言っとけばどうにかなるだろうって!


インタビュアー:下ネタw
で、うまくいったんですか?


かみーゆ:ところが、私が覚えたのはタガログ語・首都マニラ近隣で使われている言語で、セブ島はビサヤ語で全く通じないw。作戦失敗です。


インタビュアー:それは残念でしたねw。どうやって現地エンジニアとコミュニケーションとったんですか?


かみーゆ:最初は命がけですよw。英語とはしばらく離れていて、全く喋れないからGoogle翻訳が大親友でした。とはいえ、そもそもオフショア開発でブリッジSEの質とコミュニケーションで思うことがあったからこの国に来たというのもあります。


インタビュアー:オフショア開発でコミュニケーションとブリッジSEの質に関して思うことですか?一体どんなことでしょう?

きっかけは格安オフショア開発を実際に使ったから


かみーゆ:日本で勤めている時に、実際に格安オフショア開発会社を使ったことがあります。
この業界って年度末(12 ~ 3月)がかき入れ時で制作のオファーが増える時期でもあります。そんな時期、インフルエンザにかかりました。

ただでさえリソースも足りていなかったので、安いし1回オフショア開発試してみようという話なりました。

病み上がり・想像以上に早く上がって意気揚々と納品物を確認したらそれはもうとてもじゃない品質のものが上がってきました。差し戻しましたが、何を修正したんかーーーいってツッコミたくなるレベルでした。

画像の切り出し、色(CMYK/RGB)の出力形式、フォントの指定、、、全てにおいて壊滅的にアウト。冷えピタ貼りながら自宅で納期に間に合わせるために作業。

安いとはいえ、手戻りレベルが数回上がってきて、納期間に合わないから巻き取って手を動かすようじゃ無駄遣いですよねww

病み上がりにカオスなコードを修正する、地獄でしたね。


インタビュアー:それはそれは大変でしたね。。。。


かみーゆ:そこで確信したんです。クォリティーチェックはゼロないしはWebサイトの良し悪しを理解できていないなって。
オフショアでうまくやるにはブリッジSEの質がキモだ!て。


インタビュアー:Webサイトの良し悪しとは具体的にどんなものでしょうか?


かみーゆ:WebサイトってペライチのLP(ランディングページ)一つ取っても、やっすいものはどうやって利益上げてるのっていうくらい安いんですが、超高品質であればその価格の100倍とかもあり得ます。

UX手法の導入、デザインの質、高品質のコード、どんなアクセスに耐えうるインフラを構築、など価格に関与する要因が増えれば増えるほど高くなります。

Webサイトの良し悪しなんて、Web制作を知らない人に根本的に分からないと思います。

英語や現地語が喋ることができ、伝書鳩のようにクライアントからの要望を伝えるだけだと良いものを納品することは不可能だと仮説を立てました。


インタビュアー:なるほど。とは言えクオリティを上げるために、ブリッジSEががっつり介入したら、金額も高くなるのではないでしょうか?


かみーゆ:そこです!みんな人件費に着目しがちですが、フィリピンはそもそも物価が安いんです。人件費だけでなく、土地、生活費、etc...。そんな経費が削れる分、日本に比べて確実に安く提供できます。

話は変わりますが私、めっちゃユ●クロが好きなんです。


インタビュアー:物価が安い分、日本と同じサービスを提供してもらうことができるということですね。それにしても、急にユ●クロとは話が急展開ですね。。。


かみーゆ:好きな理由を聞いてください!ユ●クロはハイブランドに比べて、安いのはもちろん、その他の、、、例えばシマ●ラに比べて縫製(縫い目)も3mm程度でほつれにくいし、洗濯にも強い。しかもサイズ展開が豊富で、小柄な私の体にぴったりのものが手に入ります。

特に10年以上ユ●クロのスキニーパンツを愛用してますね。その他のジーンズのブランドに比べて値段は半分以下ですが、履き心地抜群。

私、靴や鞄・コートなどはブランドは気にしませんが素材はこだわるタイプなんです。ユニ●ロのスキニー、形がキレイなのでそれらと合わせても遜色ないです。むしろ、合わせることで高級ジーンズに見える!


インタビュアー:かみーゆさんがユニ●ロ好きなのはわかりました。


かみーゆ:ユニ●ロのように、極限まで経費を削って良いものを提供したいんですよね。フィリピンは物価が安いというだけで、無駄な経費を削れるんです。高品質を可能な限り低価格で提供したいんです。


インタビュアー:なるほど。かみーゆさんの目指すオフショア開発をユニ●ロで例えてみたわけですねw

でも、かみーゆさんの望むレベルに現地エンジニアをどうやって持っていくつもりなんですか?


かみーゆ:そこです。以前実は育成の挫折から学ぶことがあり、それがオフショア開発にチャレンジしたいというきっかけにもなってました。

当時育成の壁にぶち当たり、挫折


かみーゆ:私はメイキャッパー・ネイリスト時代も含め人生でほぼクリエイティブな仕事しかしたことがなく、職人気質。どちらかというと「スキルは盗んで覚えろ」というタイプでした。

以前育成中、私が常日頃努力や向上することを押し付けたらある日潰れちゃいましてね。そこからそういうのやめました。


インタビュアー:潰れた、、、相当キツかったんですかね汗


かみーゆ:キツかったと思いますよ。見る人によってはイジメにも取れるかもです。私は昭和生まれなので小さい頃から「努力・経験・勘」・「自己犠牲」を求められ育ってきました。

私の学生時代は、月曜から土曜まで学校。水飲まずに校庭のトラックを走る。先生は平気で生徒を殴る。

今やそんなことをすれば、体罰で訴えられる時代。培った忍耐のキャパが違う子達に昔のやり方を押し付けること自体間違い。

しかも人って得手不得手・向き不向きがあります。努力だけじゃどうやっても補いきれないんです。その時育成ってこんなに難しいんだって気付きました。ある意味挫折しました。

育成する人材が私の望むレベルに及ばないことを責めることって無意味って痛感しました。

私は当時フロントエンド側の仕事が多かったので、プログラムができることは徹底的にプログラムにさせて、本当に人が手を動かさないといけないところだけ作業だけさせるように変えました。

ある程度使いまわせるコードやルールを用意しておくと、私が関与しなくても遜色ないクォリティのページ追加や部分改修ができるようになりました。

結構うまくいったと思います。

海外での開発・理想と現実について聞く


インタビュアー:いいものを安く提供したいと思ってセブ島に来られたかみーゆさんですが、すでに制作物とか提供していたりしますか?


かみーゆ:はいもちろん、提供させていただいてます。


インタビュアー:具体的にどんなものを提供してきたんでしょうか?


かみーゆ:企業様のWebサイトが多いです。そのほか、フレームワークを用いたWebシステムや、iPhoneアプリなんかもあります。


インタビュアー:へー、割と幅広いんですね!


かみーゆ:そうなんです。フィリピンのエンジニアって大学でいい意味でも悪い意味でも幅広い範囲のスキルを学んでます。エンジニアなのにフォトショップ使えるの?UI/UXめっちゃ勉強してるんだとかあります。日本だったら、プログラマでデザインの知見のある人材なんて稀ですが、ホントになんでも知ってますね。できるかどうか別として。
なので、レジュメ(履歴書)は盛り盛りで豪華ですw

採用側は、能力だけじゃなくパーソナリティなどの適性もしっかり見極める必要がありますね。


インタビュアー:なるほど。そんな多彩なエンジニアを使って制作物を納めたお客様の反応とかいかがだったんですかね?


かみーゆ:それ聞きますww?

品質管理を徹底した納品物は満足度が高かったです。

この約10年間Web制作に関わってきましたが、確実にクライアントは品質を求めます

私自身もそんなクライアントとお付き合いしたいです。


インタビュアー:オフショア開発をやっていてかみーゆさん自身の課題はありますか?


かみーゆ:やはり、言語と文化の壁ですね。その壁をどう乗り越えるかがキモだと思っています。
食一つとってもそうです。朝、昼、おやつ、夜ご飯と四六時中食べてます。

こちらの食生活といえば、茶色と白。なんなら、白い山盛りご飯におかずの汁をかけて食べてます。野菜はあれば良い方で若いのにお腹ぽっこり。そりゃあ、生活習慣病にもなりますよ。糖尿病や高血圧も多く、40代には亡くなる人も多いと聞きます。

私は子供の頃から三食は一汁三菜で育ってまして、緑・赤など彩り豊かなご飯を食べてきました。

人生において食ってとても大事だと考えてます。五感で楽しめる食って感性も育む。

経済的な問題もあるのかもしれませんがフィリピンでもっともっと食の教育をして、豊かな子どもたちを世界に羽ばたかせて欲しいと願っています。

教育ってやっぱり大事です。源氏物語で光源氏だって理想の女性を育てるべく、幼い紫の上を手元に置いてましたもんね。


インタビュアー:(...なぜ光源氏....)な、なるほど。


かみーゆ:文化の違いを理解すること。

私、地元広島にいた時土地柄工場も多く外国人労働者が多く10年くらい南米人と交流してきたんですよね。

地球の裏側は治安も食文化も相当違うので面食らいましたが、時間は守らない・お金にもルーズ。それがデフォルトと認識して付き合ってました。そう思って付き合っているとさほど腹は立たないものです。期待するから腹が立つんですよ。

よくマッチングアプリで会ってみたら詐欺並みに顔が違ったからプンプンしている人いますけど、違うことを想定してないから腹たつのと一緒です。


インタビュアー:詐欺並みに顔が違った。。。マッチングアプリやってるんですか?


かみーゆ:はい、ロックダウンでヒマでしたから。ただ実際に私は会ってないです。ロックダウンですから。ちなみに今言ったのは一般論です。周りからは被害の声をよく聞きます。


インタビュアー:オフショア開発の課題で「言語の壁」とありましたが具体的にどんなことで困ってますか?


かみーゆ:私の場合、英語能力ゼロ。辛うじて中高大で脳みそにストックしていた英単語を思い出してなんとかコミュニケーションを取っています。

オフショア開発って専門用語や説明が複雑でとても大変。日本人相手でもこの手の説明は手を焼きます。特に育成中などは。

最初英語能力以上に制作知識が重要だと仮説を立てましたが、今は同等に必要だと痛感しています。

制作知識がないのはもちろん話になりませんけどね。

ただ、自分には強みがあって昔からノンバーバルコミュニケーションが得意なので、言いたいことや考えは表情や態度から汲み取ります。何人であろうと、みんな人間で喜怒哀楽を持った生き物だということです。


インタビュアー:人間であることは変わらない、なかなか深いですね。


かみーゆ:今の課題は得意のノンバーバルコミュニケーションが使えないことですかね。テレワークだとそもそも表情が読めない。

英語が話せたとしても埋められない文化の壁、課題は山積してます。

そんな状況でも、根拠を持って勝機はあると信じています。

日本の育成で挫折した時に考えた、コードやルールの仕組み化です。

もっと話すと、すでにこれに関しては参考にしたい事例がありました。広島に化粧筆で有名な熊野筆のメーカーで白鳳堂という会社があります。熊野筆は職人が一本一本手をかけて作るから高い。でも、この会社は作業を細分化し役割分担を徹底。結果、細分化すればやる範囲が限られますし担当者の熟練度が上がりこなすスピードと作業の質が上がります。オフショア開発でも同じことをやりたいなーって思っています。まずは、仕組み化ができれば細かい説明もいりませんし実現可能だと思っています。

  • 安くていいものを顧客に提供する
  • 徹底的に仕組み化する

それがオフショア開発での私の壮大な夢です。

最後に一言!


インタビュアー:シンプルでステキな夢ですね!最後にオフショア開発について一言お願いします。


かみーゆ:オフショアをやってみたい方は値段だけに惑わされず、どんな人材や会社と付き合いたいか考えた上でチャレンジして欲しいです。

誰と付き合うかって重要ですよ!!

まとめ

7000文字くらいの壮大な一人芝居が終わりました。。。半分は妄想なので真意のほどを知りたい方はぜひ、一度話を聞いてみてください。私のチームが愛あるWebサイトを制作しますww

先週、実はうちのチームのLP作りました。チームのみんなに私がどんな思いでセブにやってきたか、どんな心情を持っているかも知って欲しかったのでこんな妄想書いてみました。

NEXSEED LABO

いいものを可能な限り安く、そして大事に使って欲しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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管理人について

私、フロントエンドエンジニアのかみーゆです。日本でフロントエンドを中心に10年以上Web制作 →→→ セブ島に転職してエンジニア講師 →→→ オフショア開発担当者(イマココ)。13歳の頃から「好きなように生きて好きなように死ぬ」が人生のKPI。なので、「楽しいか」、「かっこいいか」でやることを判断・取捨択一しています。好きなものは肉とビール。

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