本当にこんなベンチャー企業あるの!?事例を5つほどご紹介
そもそもベンチャーってどんな企業かご存知ですか?
ベンチャー企業とは
明確な基準や定義はありませんが、一般に独自のアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業を指す
この通り、ベンやー企業には明確な定義がありません。
しかも、大抵のIT系会社はいわゆるベンチャー企業と呼ばれることが多いです。
私はこの10年くらいフリーランス以外はいわゆるベンチャー企業に勤めていました。
もちろん周りに実際同じようにベンチャーで働いている人や、経営者もいます。
本当にベンチャーはやめておくべきか?
まずは5つの事例をご紹介します。
センシティブな内容も含んでいるので名前は特定できないよう伏せています。

事例その1・起業した理由大丈夫?ネガティブなマインドで組織にアジャストできず起業する人も
まれに思考やメンタルに問題があり、どの組織にも馴染めず起業する人もいます。
こういう人が起業した会社に入社すると確実にヤバイです。
この手の経営者は自分のメンタルや思考に問題があるなんて思考回路はありません。
馴染めない原因は自分にはなく、他人が悪いと常に思い込んでいます。
せっかく雇ったスタッフを怒らせたり、気に入らないからいびったりして、退職へ追い込んだのも見たことがありました。
ネガティブな理由で起業した経営者は自ら作った組織内でも、もちろんこじらせます。
もちろん当人は気づいてませんけど。
もちろん才能があり過ぎて組織に馴染めないから経営者になっている人もいるので、見極めが難しいです。
事例その2・つねに未経験者や新卒を採用する会社
次は未経験者の採用ばかりする会社の事例です。
私の知り合いの話です。
IT業界にキャリアチェンジして、未経験でWeb制作会社に入社しました。
当然、「未経験で就職できてラッキー」とその子も喜んでいました。
後から発覚したのですが、単にブラック過ぎてウワサが広まり経験者を採用できないだけでした。
常に残業、安月給。当然未経験者ばかりなので新人社員は誰からも教育など受けられない状況です。
さらにその子は言いがかりをつけられて不当解雇されました。
事例その3・部署が解体され失業。責任や仲間を思い仕方なく会社を起こした人
とてもブラックなベンチャーに勤めて、ある日部署ごと解体され職を失ない起業した人もいます。
経営者になんてなるつもりはなかったみたいだけど、生活や仲間のことを考え必要に迫られ、その人は会社を起こしました。
望まない起業だったと思います。
私も社会人になりいろんな人をみてきました。
が、自ら経営したい人の大半は支配欲求を満たしたくて起業する人が多いと感じています。
なかなかレアケースですが、今もしっかり経営されています。
このご時世、毎年会社として生き残ることが目標と語っていました。
事例その4・海外での日系ベンチャー企業。日本の古き悪し体質が残っているところも…
海外で勤められるだけでキラキラして見えますよね?
甘いです。
海外日系ベンチャーってコンプライアンスの意識のないところが多いです(個人の意見です)。
日本のような「厳しい労働基準局」がないので、コンプラはおろか良識も常識も「なにそれ美味しいの?」状態です。
セクハラも日常茶飯事と聞きます(私の勤めていたところではありません)。
「やり甲斐」という大義名分で労働力を搾取されることもあります。
労働力が安い理由から東南アジアなど海外でベンチャーを起業する人も多いです。
そのマインド自体が搾取体質ですよね。
現地採用された日本人もびっくりするぐらい給料が低い。
とある知人に金額を聞き、腰抜かしそうになりました。
確かに経験は価値です。
経験ややり甲斐を引き換えに労働力を搾取するのは昭和生まれの私でも不当だと感じます。
24時間働けますか?
ちなみにこれは昔日本で流行ったエナジードリンクのキャッチコピーです。
当時、高度成長期以降の日本人の働き方はワーカーホリックで異常。
こんな考えが一部の日系海外企業では今でも通用しそうです。
日本であれば労働基準局が入ったら一発アウト、そんな会社が海外ベンチャーにはたくさんありそうです。
事例その5・アパートの一室からスタート。今ではたくさんの従業員を抱え成熟したベンチャー企業
私の昔勤めてた会社の事例です。
その会社はアパートの一室から始まったと聞きました。
今では50人くらい(人数は覚えてませんが)のIT系のベンチャー企業です。
ささやかではありますが、私は毎月の社内向けメルマガを楽しみにしていました。
フレックスタイムや社会保障も充実し、少なくとも私にはとても働きやすい環境でした。
その会社には私が尊敬する経営者の方がいます。
増えてきたスタッフを覚えたいから「顔ナビ(顔を覚えるためのシステム)」を導入したこともありました。
しかも私がその会社を離れ、さらに海外に転職決まった後もその方が相談に乗ってくれました。
会社が大きくなっても関係なく、末端の人間にまで経営者の気遣いが届くようなベンチャー企業もあります。

ベンチャー企業はやめておくべき?かみーゆ流見極めるポイント
ここまで実際働いたり、知っているベンチャー企業の事例を5つほど紹介しました。
ご紹介した通り、世間が言うほどベンチャーだからすべて悪い会社というわけではないと思いませんでしたか?
ほとんど悪い意見はたまたま、相性の悪いベンチャーに出会った人の意見です。
では、地雷ベンチャー企業に入社しないためにはどうすればいいか。
たくさんのベンチャー企業を見てきた私なりのポイントをお伝えします!
コーポレートサイトにキラキラしたことしか書いていない会社はヤバイかも
自社を褒め称える会社はヤバイことが多いです。
そんなにいい会社なら口コミが広がるはずですと思いませんか?
仕事なんていいことばかりじゃないはずです。
にもかかわらず気持ち悪いくらい、キラキラしたことしか書いてないベンチャー企業はブラックな可能性大です。
もっと具体的に見分けるコツをお教えします。
1つ目は最低と最大の給料格差がデカイ。14万から70万とか書いてる会社は大抵ヤバイです。
2つ目はお菓子や牛乳飲み放題など、ムダな福利厚生がやたら多め。
この2つの条件へ当てはまる会社に出会ったら、注意が必要です。
やり甲斐や経験がウリ?!労働力搾取の犠牲になる可能性大
やり甲斐や経験をウリに、当然のように長時間働かせる会社も多いです。
では、見分けるコツです。
経営者や管理者層が「ドベンチャーだから」と言っている会社はベンチャーという大義名分の下、重労働を強いる可能性があります。
人事・総務関連が整備されていない会社には気を付けろ
人事や総務は本来会社の要(かなめ)です。
人事や総務の対応がおざなりな会社は目先の売り上げばかり追いかけている可能性大です。
入ったところで摩耗する可能性が高いです。
見極めるポイントです。
面接など申し込んでカンタンなやりとりをしてみてください。メールが遅れたり抜け漏れなど不備が多いはずです。
社長が派手な格好で突然YouTubeを始める
「マズローの5段階欲求」ってご存知ですか?
人には5段階の承認欲求があります。
ピラミッドの下の方は食欲や睡眠などの原始的な欲求で、上の欲求を満たせば満たすほど人は安定します。
中でも最近着目されているのが承認欲求に関して、です。
SNSの普及でのせいか他人に認められたくて仕方ない「承認欲求おばけ」などと言う人種もいます。
変な髪色に変えていたり派手な格好(具体的にはコスプレ?)などして、YouTubeを始める社長は他己認欲求が高かったり、メンタルをこじらせている可能性が高いです。
高確率で振り回されます。
昨今、YouTubeは情報発信の重要なツールなのも事実です。
無理してブランディングしているかもしれないので一概に言えません。見極めが大事です。
いつもマウントすることばかり考えている人で構成されていないか
どんな心理の人たちで構成されているかも大事です。
中には他人をマウントすることばかり考えている人たちもいます。
こういう人はすでに誰かを出し抜きたい欲求に駆られているので、ベンチャー企業に集まりがちです。
もちろん、そんな人たちで組織が構成されると企業そのものがマウント体質になります。
マウントに興味がない人間であれば、勝ち負けに拘っている人といるだけで疲弊します。
さて、見分けるポイントです。
経営陣や管理者層あたりが「うちは他社と比べて」を連呼しているはずです。
この手の会社に入社すると労働時間など、無理を強いられることになりかねないです。
摩耗したくない人は避けた方がいいです。
まとめ・あなたに合うベンチャー企業はある
5つのベンチャー企業の事例と回避するポイントをお伝えしました。
結論です。
どのベンチャー企業も自分が入社してみないと分かりません。
私にとってサイアクでもあなたにとってはあっているかもしれません。
ホームページやブログなどがあればよく読み、経営層や会社のマインドとあなたが合っているかなど、あなた自身が判断するしかありません。

ここからはちょこっとアドアイスです。
雇用されるからといって下手に出る必要はありません。
なぜならば給料と引き換えにあなたは労働力を提供するのだから。
そして入社してその会社が合わなくて辞めてもあなたの人生は終わりません。
それ以上に失敗から学ぶことも多くあります。
だから、次を見つけてとっとと辞めてもいいんです。
人生は短い。
磨耗しながら長く勤めるぐらいならさっさと新天地を見つけた方が幸せになれます。
再就職が怖いのであれば、フリーランスとして生きていくのも、選択の1つです。
長くなりましたが、
この記事がベンチャー企業へ就職したいみなさんの一助となれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。