「子ども服をセブに送るプロジェクト」!第2弾の洋服が 届きました!みなさんのご支援のおかげです。心から感謝です。
早速、洋服の一部ををカレッタ墓地のスラムの子どもたちに配ってきたので、その時の様子をレポートします。
ついでに住民へのインタビューも同行しました。
かみーゆ/フロントエンドエンジニア
セブ島のスラムの子どもたちに洋服を配るようになった経緯
「子ども服をセブに送るプロジェクト」は最近一緒にお仕事をさせていただいている Blue Style 代表外谷さんとの、ちょっとした雑談から始まりました。
外谷さんが運営している「子ども服お下がりサービス Lynks」でちょっとしたシミ、小さな穴などの破損でお下がりできない服があるそうです。
元々子どもの洋服をムダにしたくないという想いから始まったサービスなので、出品できない洋服も廃棄はしません。リサイクル布として海外に出荷されます。
でも、誰かにお下がりしたかった洋服なんですよね
誰かに着て欲しいですよね。
そうだ!セブ島のどっかのボランティア団体に掛け合ってもらってもらおう
おかげさまで第1弾は無事配り終わりました。配布の様子はYouTubeにまとめてます。
第2弾では2箱も洋服が届きました!!
11月末、2箱届きました。私のせまーい部屋がでっかいダンボールで埋め尽くされました。
前回、配るのがめちゃめちゃ大変だったので事前にサイズ別などで仕分けました。
おかげさまで、私の部屋はひどい散らかりようです。
現地ボランティア団体を通じてスラム街の子どもたちに洋服を配ります
セブ島にはお墓とゴミ山に、いわゆる最貧困地区が存在します。カレッタには墓地があり、スラムの人々は墓地の管理、ロウソクを売るなどして生計を立てています。
セブ島のスラム街がどんなところか知りたい方はこちらもご覧ください。
洋服の一部は前回もお世話になったセブ島ボランティア団体・DAREDEMO HERO Inc.さんの支援地区カレッタ墓地で洋服を配らせていただきました。翌日、QQイングリッシュさんスポンサーでクリスマス会を開くそう。
子どもたちにとって、きっと初めてのパーティ。
恥ずかしい思いをさせたくないな。
急きょ配ることにしました。
子ども、赤ちゃんにLynksさんからいただいた洋服を配るためカレッタ地区へ
当日はあいにくの雨。
真っ裸の子どもたちがシャワーがわりに雨を浴びていました。
前はその様子に驚いていましたが、お墓に行くのも人様のお墓に入るのも慣れてしまいました。
Daredemo Heroさんのラーニングセンターで洋服を配布させていただきました
今回はご好意でDaredemo Heroさんのラーニングセンターの中で洋服を配布させていただきました。
ラーニングセンターといっても実はお墓です。
早速棺の上に洋服を並べて、配布スタートです。
子どもたちはビサヤ語(セブ島で話されている現地の言葉)で遠慮なく話しかけてくるのでまったくわかりません。
アテ(お姉さん)以外はわかりません。
今回の配布で ララキ(男の子) と ババイ(女の子) は覚えました。
市街地だとフィリピン人は、ほぼみんな英語喋れるので格差を感じます。
おかげさまでたくさんの子どもに洋服を配ることができました!
洋服を提供してくださったLynksさん、送料を寄付してくださったみなさん(寄付にご協力いただいた方々もこの記事の最後に掲載しています)、心の底から感謝いたします。
今回の私の活動はあくまで現地NPO法人Daredemo Hero inc.さんのおかげで実現できています。
ありがとうございました。
その後、日本の学生からの墓地の住民へ質問 〜インタビューに同行〜
墓地の住民に日本の大学からのオンランインでのインタビューをするということで、私も同行させてもらいました。
大学は私の地元・広島にある修道大学です。
修道大学の通訳翻訳プログラム生と健康栄養学科生と協力し、墓 地の住民の栄養状況を改善するというプロジェクトを行っているそうです。
その日はちょうど墓地の環境や住人の食生活の状況などを聞いて回るとのことでした。
健康栄養学科生がスラムの住民にインタビューする様子がなかなか興味深かったです。
Daredemoスタッフの英語講師でもあるMayさんがビサヤ語と英語、通訳翻訳プログラム生が英語と日本語を翻訳します。
※ ちなみに日本は78位で世界的に能力レベルは低いとのこと涙。
実践的な英語の勉強 、 社会貢献 もでき、誰もが Win Win になれる素晴らしい取り組みだと感じました。
インタビューやカレッタ墓地の訪問を通じて知ったことを少しご紹介します。
お墓の入り口には…?
お墓の入り口にはサリサリストアなどがあり、ジャンクフード、参拝者向けの花やロウソクが売ってます。
売られているロウソクは、実は子どもたちなどが墓場から使い古されたロウソクを集めて再生したものです。
参拝者が少なければもちろん、ロウソクを作れる量も減るそうです。
あんな狭いところに ~ 8人ぐらいで住んでいる
多くて8人ぐらいで住んでいて、プライバシーは布切れや板ぐらいでしか守れないです。
大抵の家庭では、棺(ひつぎ)をベッドとして代用しています。
もちろん住所などありません。出生届もほぼ出してないそうです。
カセットコンロや炭で料理
結構カセットコンロが各家庭にあります。中には炭火で調理する人もいるみたいです。
貧困で十分食べるものがないはずなのに肥満が多い
墓地には驚くことに、あちらこちらに肥満の子どもたちがいます。とりあえずお腹が満たされればいいという感じで、米やジャンクフードばかり食べているそうです。
さらに、ある家庭では数日で350mlくらいの油を使い切るとのこと。なんか、納得。
隠れ栄養失調も多いとか。
にっこりと笑うと目で見てわかるほど黒い歯…
すっごく可愛い女の子も、にこりと笑うと虫歯に蝕まれた黒い歯が。。。
もちろん歯磨きなんてしません。水なんて通ってないですもん。飲料水を買うのが精一杯です。
江戸時代には、虫歯や歯周病で早死する人も多かったそう。侮れない病気です。
最後に
「子ども服をセブに送るプロジェクト」 は誰もためでもなく、自分のためにやっています。
この活動はあくまで私ができる社会への投資!!
微力ですが...
一人でも多くの子どもたちが学べ、健康に大人になれたらその子どもたちは将来社会に貢献すると思っています。
どのボランティア団体関係なく、私の小さな力でもお役に立てるなら協力します。
私はあくまでスポット(単発的に)で個人的にお手伝いをしているだけです。
毎日活動しているボランティア団体の方々には本当に感謝です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
「子ども服をセブに送るプロジェクト」支援者の皆様
送料を送るためにご支援いただきましたみなさまありがとうございます!
- 株式会社イーシーキューブ 様
- ヤマモト コウ 様
- 中村 亜夜 様
- 満井 美恵 様
- 栗原デザイン室 様
- TanTan 様
- ハッピーちゃい夢 様
洋服の支援元
支援に関する資料はフィリピンセブ島の恵まれない子たちへ
支援物資送料寄付のお願い
をご覧ください。
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