IT業界。この業界にいると横文字をはじめとする ナゾな言葉 を使うことが多いです。
ドヤ顔で連発して使っている人を見かけると、ぶっちゃけ面白いのかダサいのかよく分からなくなってしまいます。
自分が正しく使えてるかも気になるところですが、一番感じるのはコレ。
こんなわかりにくい言い回し、わざわざ使う必要ある?
最近お客さんと話していて、本当に使う必要ある? って思うものも多いです。そこで【かぶれた用語】10コ厳選し、意味や必要性をまとめてみました。
10年業界いますが、最近「私はかぶれてないだろうか?」って不安に感じるようになりました。
かみーゆ/フロントエンドエンジニア
と言うことでかぶれたIT用語10連発を紹介します!
おもしろダサい?!かぶれたIT用語10選
「重要度」「必要性」「使用頻度」を私の独断と偏見で評価してみました。
ファーストビュー
ファーストビューはWebサイトへ訪問した時に見ることができる、最初の可視領域です。
コンテンツの続きを読んでもらえるかに影響を与えます。だから、目を引く写真やキャッチコピーなど工夫する必要があります。
この説明、一般の方にはわかりづらい!
なので私はこんな感じで伝えるように配慮しています。
ホームページ開いたら最初に画面いっぱいに見える部分です!
伝わりました?
必要性: ★★★★★
使用頻度: ★★★
エビデンス
証拠・根拠、証言、形跡などを意味する英単語・evidence。
使い方はそのまんま「エビデンスを残す」です。
証拠を残すって言えば誰でもわかるのに、いつの間にかこんな小難しい使い方をするようになりました。
「証拠を残す行為」はめちゃ大事。
そういや、「証拠を残す」と「エビデンスを残す」だと言葉の意味がボヤけ、後者の方が多少柔らかい気もしないでもない。。。。
なるほど!!
だから頻発しちゃうんだ!
そんな気づきもありました。
必要性: ★★★
使用頻度: ★★★★★
ITリテラシー
意味はITの読解記述力(literacy)という意味です。
「ITリテラシーがある、ない、高い、低い」のような使い方をよくします。
ざっくりいうとITリテラシーとは大きく3つの知識や技術の理解力を示します。
- 情報を正しく使う能力や知識
- コンピューターの知識や技術
- ネットワークやセキュリティに関する技術的な知識
どのくらいこの3つの基準を満たせば、ITリテラシーが高いって言えるんだろう。
あまり信用できないなあ。
「コンピューターの知識や技術」と「ネットワークやセキュリティに関する技術的な知識」がどんなに長けた人間でもSNSで情報漏洩するような場合、ITリテラシーが必ずしも高いと言えないかもしれませんしね。
個人の感覚や意見に左右されそうなので、あまりあてにできない基準とも思いました。
必要性: ★★
使用頻度: ★★★
EC
EC(eコマース)とはElectric Commerceの略で電子商取引のことを指します。
基本この言葉は同業者同士とかでない限り私は使いません。
疎い方にはネットショップとざっくり伝えるようにしています。
ところが、これすら私のおかん世代は分からないんですよね。。。
なので、以前はインターネットで物を買うと言っていました。
最近は配送の箱にAmazonと書いてあるのでアマゾンと言うようになりました。
ちなみに英語で「インターネット検索すること」を「google it」と言いますが、いつか「amazon it」という日も来るかもしれませんね!
必要性: ★★★
使用頻度: ★★★
アサイン
asignとは割当という意味です。
IT業界では何かのプロジェクトに人を投入するときに使います。
私は職業柄普段からソースコードを見ているせいか、個人的にはheightとかalignなど、間に発音しないgが入る単語が好きです。
私は飲み会や合コン(最近ではライトな飲み会って言うそうですね)の計画でも使います。
必要性:
使用頻度: ★★★★★
アジェンダ
会議で論ずる事項(議題)の表。最近では課題項目のことを指します。
アジェンダという言葉が使われるようになったのは、1992年にブラジルで開催された地球サミットだといわれています。
現在ではこぞって使うようになりました。
ぶっちゃけ「議題でいいじゃん」って思います。なんで無理くりこんな小難しい言葉使うんですかね?
余談ですが洋菓子と一緒に並べて言ってみると違和感ないことにも気付きました。
クイニーアマン、アジェンダ、ミルフィーユ、ザッハトルテ、タルトタタン...
必要性:
使用頻度: ★★★
アサップ、なるはや
「ASAP」=「as soon as possible」
「なるはや」=「なるべく早く」
と意味です。
定量的じゃないこの言葉、個人的には法律で禁止すればいいと思っています。
「ASAPでやります」という人で、早くやってる人をぶっちゃけ見たことないですもん。
必要性:
使用頻度:
デスマーチ(デスマ)
直訳すると「死の3月」。
日本のWeb制作業界では3月は決算期で予算を使うため、繁忙期 になりがち。
ゆえに、仕事の終わらない日々が続きます。
言い方を変えると「炎上」ですが、時期関係なくそんな状態が続くこともデスマって言う事もあります。
プログラマーやエンジニアやってると一度は体験するツラいシチュエーションです。。。
ついでに言うと、25時と言う言葉もあります。
世の中からデスマがなくなったら幸せになれそうです。
必要性:
使用頻度: ★★★★★
レスポンシブ
iPhone、パソコンなど機体(ディバイス)が違っても、HTMLコードは1つ。幅の大きさに応じてデザイン(CSS)を切り替える手法をレスポンシブ対応と言います。
このレスポンシブの説明、超長くなるので、理解してもらえるとその後の話がしやすくなりますね。
勢い余ってレスポンシブル、と言ってしまう人もいます。
必要性: ★★★★★
使用頻度: ★★★★★
ジョイン
join。中学生ぐらいで習う単語だと思いますが、参加するって意味です。
これも入社や参加でいいんじゃないでしょうか。。。
みなさん、、、要ると思う???
必要性:
使用頻度:
番外だけどおまけ・サチコ
サチコとはGoogleの提供するサービス・サーチコンソールの略です。
Webサイトがどんなキーワードで検索されているか、そのキーワードで検索順位どのくらいかを調べることができるツールです。とても便利です。
ちょっと長いのでサチコと呼ばれるようになりました。
ちなみにGoogle社員はサチコと呼ばないそうです。
それでも私は愛着を込めて常に「サチコ」って呼んでいます。
必要性:
使用頻度: ★★★★★
まとめ・恥ずかしさを認めて「脱・かぶれ」
私が普段使っていて、よくよく考えると伝わりにくいなーと思っている言葉を厳選して紹介しました。
独断と偏見も入ってますが改めて評価してみると、ほとんどの用語に必要性を感じられませんでした。
とくにアサイン、アジェンダ、ジョイン、エビデンスあたりは頻発しちゃうとかぶれっぷりが炸裂しますね。
私、めっちゃ使ってるわ。。。
ダサい人間だったなぁww
集めてみて、ただでさえ分かりにくい業界なのに日本語で済む言葉を横文字にするから、とっつきにくい業界になるんだろうとしみじみ思いました。
私のプログラミングの師匠によく言われていたのが「用語を正しく使う」、です。
おかげさまで、「本当に意味があってるの?」と思ったら即調べるようになりました。
かっこいいからという理由でなんとなく使ってる人、「アレ?意味間違ってるよ」って思われちゃうかもので注意です。
もちろん私も気をつけます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
FAQ
- デスマーチ(デスマ)って怖そうですがなんですか?
- デスマーチとは、勤務時間がひたすら長いなど過酷な労働状況を指します。特にIT業界で使われ、デスマと略されることがあります。死に向かう過酷な状況でプロジェクト要員が行進するという意味もあり、IT業界の過酷さを表現する代表的な状況友言えます。
- エビデンスの意味が知りたい
- エビデンスは、本来は医療用語や学術用語として使われて、「根拠」という意味があります。 ビジネスでは、「根拠」や「証拠 」または「裏付け 」という意味合いで使われています。
- Web解析で用いるツールサチコってなんですか?
- サチコとはGoogleの提供するサービス、サーチコンソールの略です。またGSCと略すこともあります。ちなみにGoogleの人はサチコとは言わないそうです。