Webクリエーターを目指すリスタート組の君たちへ リターンズ

Webクリエーターを目指すリスタート組の君たちへ リターンズ

講師キャリアアップ・転職

ここ数年、縁あって職業訓練校の講師としてWebクリエータを育てていました。

職業訓練校を経て、5年以上経った今フロントエンドエンジニアをしている私がWebクリエータを目指すリスタート組の君たちへ贈りたいリアルなメッセージを綴りました。

私個人の意見なのでご了承の上お読みください。
この記事を書いた人

かみーゆ/フロントエンドエンジニア

資金ゼロからフィリピンで起業した海外ノマドエンジニア。IT業界10年以上でテクニカルディレクター(技術責任者)・エンジニア講師・ブリッジSEを経てLenzTechnologies Inc.を設立し、代表を務める。CMS concreteCMSエバンジェリスト。テックブログ以外も「磨耗しない人生」や「海外ノマド」のライフスタイルについて発信。好きなものは肉とハイボール。

限界を自分で決めたらそこで終わり

もう30代だからとか言う人いますが、まあ関係ありませんね。私自身が30才過ぎてエンジニア未経験で転職して今フロントエンドエンジニアとして働いているのですから。

たくさん案件も手がけました。技術責任者でもありました。自慢じゃありませんが、いまだに私に仕事をしてほしいと言うお客さんもいます。ありがたいですね。

誰だって最初があるもんです。私だって始めた当初はもうそりゃへなちょこでショボいのなんのって今思い出しても目も覆いたくなるような黒歴史持ってますよ。

それでも小さなハードルを一個づつ超えることができれば人は成長するものなので不思議です。

自らちっこいハードルを用意する

私は今でも「一案件に一個挑戦する」と決めています。新しい技術を取り入れたり、今まで使ったことのないCSSのプロパティを使ったり。

挑戦することはいいことではありますが、今10できるところを急に100やるのは無理です。
挑戦してできなければ心も折れちゃいます。
なのでほんの少しだけチャレンジ、確実にこなして実力と自信に変えていくといいと思います。

転職は恥じゃない。むしろ武器にしてほしい

日本では転職を繰り返している人に対して、「続かない」「飽きっぽい」と言う偏見を持っている人もいます。
私は全くそうは思いません。前職での経験は武器になるはずです。

美容師からWeb制作会社の経営者、ホストからのWebクリエイター、バーテンダーからのWebマーケッターなどいます。

コミュ力など前職で得たスキルをフル活用して活躍しています。
前職でのスキルを足し算にしてハイブリッドな人材になってほしいものです。

プログラミングは難しい

正直、プログラミングって難しいと思います。
難しいから給料が良かったり、人材が少ないのかもしれません。
決して賢い人しかできないということではないです。
身に着けるためにはコツコツ続けることだと思います。

コードに慣れること。エラーを恐れず、冷静に原因を探ること。リファレンスを読めるようになること。
最初から派手なことをしようとせず、小さな処理からコツコツ書いていくこと。

そんなことを繰り返しやっているうちにできるようになります。

コードを書いているうちにだんだん半角数字と全角数字が混じった文章を見るだけで気持ち悪くなります。
だんだん、理論的思考が身につきAが駄目ならBみたいに先回りしたクールな考え方が身についていきます。

学習にかけた時間とお金は、身につけた技術で必ず将来取り返せ

プログラミングを勉強したい人すべてに言いたいことは一つ。

学習にかけたお金は必ず身につけた技術で取り返してほしい

プログラミングスクールの受講料は安くないはず。
私は生徒さんがこの受講料を捻出するために、貯金したりなどいろんな努力をしていると想像しています。

みんな、人生を変えたいから通ってるから。

私の仕事は「この業界で飯が食えるスキルやマインドを身につけさせる」ことです。今は無理でも、そのタネを渡せたら彼ら次第ですがいずれ実らせることができると信じています。

この気持ちは広島での職業訓練校での講師をしていた時と変わっていません。

スキルがあれば、その会社が気に入らなきゃ別に移ることもできる。
スキルがあれば、起業もできる。
スキルがあれば、たまに投資したいと言ってくれる人も現れる。

要はスキルがあればどこでも食っていける。

給料だけでなく選ぶ権利と自由が手に入ります。
これは身にしみて感じています。

何をするかも大切だけど、誰と働くかも大切

これから就職活動をする人もいると思います。あるいはフリーランスになるかもしれませんね。

少し考えてほしいのは、誰と働くかということです。
私は仕事はカンタンじゃないと思います。やりがいはありますが、しんどいことも多いです。

だからこそ、この会社の人と一緒に戦えるだろうか?ということを考えてほしいのです。

一緒に苦楽を共にできない人といては士気も下がる。

一緒に戦える人がいる場所を探してください。
人は働いているうちは1日の大半を仕事して過ごします。その時間が楽しくて仕方ない。苦しくても乗り越えられたら人生はハッピーです。

そんな会社との出会いを願っています。

最後にエールを

将来みなさんとこの業界で出会うことを楽しみに待ってます。